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PC×ABS(カーソルキーなど電子機器部品)
成形品を部分的にメッキ加工する場合、通常ではマスキングをするか、2部品にして組み立てるかになります。しかしこれではコスト的に割高になってしまいます。
そこで、メッキのつく樹脂とつかない樹脂の異材質で2色成形すると、マスキングをすることなく、左の写真のような製品ができます。
PC×ABS(自動車内装各種スイッチノブ)
弊社では一番多い組み合わせで、自動車内装部品に多く採用されております。A/C、デフマークなどの各種シンボルマークの意匠の線を切らずに表現できます。
金型が2次側へ回った時にコアピンが下がり、そこから、2次側の樹脂を充填させます。
また、最近の傾向としましてシルバー色が流行しております。シルバー色はウエルドラインがはっきり見えるので、外観部品は成形が困難です。
弊社では過去の経験を元に流動調整を行い、ウエルドラインを目立たない場所へ移動さることで、きれいな外観を保つことができます。
ABS×エラストマー(自動車用防水スイッチのカバー)
エラストマーの柔軟性を利用し、プッシュスイッチのカバーに採用されています。
スイッチ部のドーム形状が薄肉であるため、最終充填部がドーム形状の頂点になり、ガスの巻き込みで穴が開いてしまいます。これを回避させるために2次側で流動調整を行い、最終充填部を移動させることによりガスを抜き、穴が開かないようにしました。
PC×エラストマー(携帯電話用部品)
エラストマーのヒンジ特性を利用し、各種携帯電話のジャックのカバーに採用されております。
製品自体が薄く、かつ小さくて、しかも高品位な外観を求められるため、外観と成形性(量産性)の両立を図るのに難しい技術が必要となります。
特にエラストマーは耐薬品性を求められる事から、ポリエステル系やポリウレタン系が多く、離型対策が一番のポイントになります。
PP×エラストマー(工具のグリップ)
選択するエラストマーによって密着は良好になります。ただし、PPは収縮率が大きいので1次成形品が厚肉の場合は、ヒケが発生し2次のエラストマーでバリが発生します。そうなった場合にはヒケの状態を見ながら金型を削ります。まさに職人技です。